上級コース

カテゴリー: 上級

コースについて

上級コースでは、カウンセリングにおいては手順や心理学(エゴグラム)を用いた個別のアプローチを学びます。また、妊活に関する知識の信頼性の評価や情報収集の方法についても掘り下げ、信頼できる情報を的確に得るスキルを身につけます。東洋医学においては、周期療法や着床期に焦点を当て、妊活におけるケアの理解を深めます。薬膳・食養生では、妊活周期に適した薬膳食材の選び方や食事のアプローチを習得し、妊娠しやすい身体づくりをサポートします。東洋医学・食薬茶では、タイプ別診断を基にした個別アドバイスや、不妊治療で使用される代表的な漢方の理解が得られます。また、食事と栄養学的なアプローチを学びます。これらの内容を通じて、より高度で実践的な知識とスキルを身につけ、妊娠を目指す方々に的確かつ総合的なサポートが可能となります。

講座で学べること

  • ・情報収集の方法と最新研究について
  • ・東洋医学の理論と実践
  • ・不妊症に対する東洋医学的アプローチ
  • ・妊活におけるカウンセリング技法

コース内容

①情報収集の方法~統計の基礎知識・AIの利用・Q&A~
不妊治療では、多くの患者様が情報に錯綜されているケースも少なくありません。自分に合った治療法ではないのに、妄信的に誰かがやっている検査や治療をやりたがる人も中にはいらっしゃいます。そこで大事になってくるのが、エビデンス、正しい情報を見抜く力です。本講座では、臨床で実際に取られているデータがどのようなもので、具体的にどのようなものがあるのか、どのように調べていけば良いのかを小柳先生に前半・後半にわたって解説いただきます。そして最後に、不妊治療中の患者さまからよくある質問、ということで出る具体的な質問について、Q&A方式でお答えいただきます。濃厚な講義内容となっていますので、是非最後までご覧ください。

■講師名:小柳 由利子
■講師プロフィール:2006年福島県立医科大学卒業後、町田市民病院、木場公園クリニックに勤務。2015年に医学博士を取得し、東京HARTクリニックにて、生殖医療の現場で7年医師として患者と向き合った後、2023年からドバイにあるAmerican Wellness Centerに勤務。今も多数の患者に向き合って診察にあたっている。

  • 【動画】情報収集の方法~統計の基礎知識・AIの利用・Q&A~
    01:30:06
  • 【アンケート】情報収集の方法~統計の基礎知識・AIの利用・Q&A~
    00:00

②男性不妊に関する最近の研究紹介
一般の方が実践しやすい精子のために出来る事をテーマに、データを交えながら分かりやすくご紹介します。精子が年々少なくなっていると言われているけど、大丈夫?など素朴な疑問も解決。「岡田弘先生の精子力を高める7箇条」を題材として挙げ、精子によくないとされる習慣とその根拠となるデータなどを、合わせてご紹介していきます。

■講師名:岩月 正一郎
■講師プロフィール:1981年に愛知県高浜市生まれ。名古屋市立大学医学部医学科を卒業。研修医時代から生殖医療に興味を持ち、男性不妊に特化することを決意。一般の泌尿器科医として働きながら、男性不妊の診療と研究に取り組んでいる。趣味は旅行、美味しい食べ物、生き物(虫以外)、自然科学。
医師/医学博士/日本泌尿器科学会専門医・指導医/日本生殖医学会認定生殖医療専門医・指導医/泌尿器腹腔鏡技術認定医(日本泌尿器内視鏡ロボティクス学会) /泌尿器ロボット支援手術プロクター認定医(日本泌尿器科学会・日本泌尿器内視鏡ロボティクス学会)日本生殖医学会代議員/日本小児泌尿器科学会評議員/日本アンドロロジー学会評議員

③妊娠しやすい身体づくりのための食事~応用編~
妊娠しやすい身体づくりのための食事法を男性、女性編に分けてお伝えしています。コンビニや外食での選び方やサプリメントの選び方と注意点など、すぐに活かせる実用的な内容をお届けします。また、妊娠してからの食事で気を付けたいこともお伝えしているので、妊娠判定が出て際にも知っておくと安心して食事をすることが出来ます。

■講師名:榊 玲里
■講師プロフィール:不妊症の経験と管理栄養士の知識を活かし、生殖食事アドバイザーとして活動中。200名以上の妊活栄養カウンセリング経験や不妊専門病院、妊活イベントでのセミナーなどを通じて実績を積み重ねる。また、著書に「身近な素材ですぐできる手作り健康常備食」「自然治癒力を引き出す子供の食養生レシピ」がある。資格は管理栄養士、母子栄養協会妊産婦食アドバイザー、インナービューティー美腸マイスターなどを取得。妊娠しやすい身体づくりのため、食事の面で不安を取り除き、よりよい食習慣が定着できるようにサポートしています。

④カウンセリング②~妊活の医療面接と問診~
この講座では、カウンセリングと医療面接の違いを理解し、特に妊活中の女性が抱える不安や抑うつに対応するための技術を学びます。カウンセリングの傾聴を医療面接や問診に活用し、施術の場をカウンセリングの場としても活用する方法を指導。妊活中の方の不安や悩みを深く理解し、情報収集のための質問方法や伝えにくい事柄を効果的に伝えるスキルを習得します。患者様との信頼関係を築き、サポートを強化するための実践的な内容です。

■講師名:宇都宮 泰子
■講師プロフィール:難病による不妊症と不育症を経て、5年の高度生殖医療を経験。祖父母からの鍼灸知識と経験を活かし、独自の不妊治療法を開発。不妊鍼灸院を開業し、多くの患者を支援。継続的な研究を通じて、鍼灸師や妊活者への支援を提供し、妊娠への道を早める使命感を持つ。宇都宮鍼灸良導絡院 所属/鍼灸師/鍼灸学修士/明治国際医療大学鍼灸学部研究生

■監修:中西 美和
南山大学人文学部心理人間学科博士(心理学)/南山大学人文学部心理人間学科教授/公認心理師/臨床心理士

⑤妊活の医療面接にいかす交流分析
この講座では、エゴグラムを使って自分を知り、相手を理解し、相性を分析する方法を学びます。エゴグラムで人生態度を分析し、それに応じたやりとりをすることで、より効果的なカウンセリングや関わり方を理解します。対話分析を通じて、適切な対話の展開を学び、妊活の医療現場での患者との関わり方を深く理解し、信頼関係を築くための実践的なスキルを得られます。

■講師名:宇都宮 泰子
■講師プロフィール:難病による不妊症と不育症を経て、5年の高度生殖医療を経験。祖父母からの鍼灸知識と経験を活かし、独自の不妊治療法を開発。不妊鍼灸院を開業し、多くの患者を支援。継続的な研究を通じて、鍼灸師や妊活者への支援を提供し、妊娠への道を早める使命感を持つ。宇都宮鍼灸良導絡院 所属/鍼灸師/鍼灸学修士/明治国際医療大学鍼灸学部研究生

■監修:中西 美和
南山大学人文学部心理人間学科博士(心理学)/南山大学人文学部心理人間学科教授/公認心理師/臨床心理士

⑥東洋医学の周期療法
当講座では、月経期、卵胞期、排卵期、黄体期という4つの期間で構成される、中医学と西洋医学が融合した、新しい治療法について学びます。月経期は「理気・活血」、卵胞期「補血、滋陰」、排卵期「理気・活血」、黄体期「補腎陽」など、それぞれの期間に合わせて治方を変えていきます。それぞれの期間で、使える漢方薬も変わるため、どのような漢方がオススメなのか、具体例を挙げながらご紹介します。

■講師名:森川 彰子
■講師のプロフィール
様々な病院・調剤薬局でキャリアを積んだ実務歴35年以上のベテラン薬剤師。対症療法を行っても痛みを訴えて来院する患者を見て予防の大切さを痛感し、西洋医療だけでは限界を感じて中医学や薬膳を学ぶ。西洋医学と中医学の両面から女性の健康をサポート。現在、漢方薬店で不妊に悩む女性の相談に応じながら、身体づくりの指導やカウンセリング、講座などの活動も行う。明るく親しみやすい人柄から「陽気妃先生」と呼ばれる。

⑦東洋医学からみる着床期~妊娠・出産にむけての養生法~
当講座では、受精から着床までで、一番大切な着床期の養生法を学びます。また、妊娠中に見られる母胎の変化を、中医学の視点から捉えていきます。そして、妊娠期間中の疾患とその原因、そしてそれらに対応する漢方薬について、それぞれの疾患にあわせて学んでいきます。最後に、妊娠期間中の養生法について、妊娠1ヶ月目から10ヶ月目まで、それぞれどのように過ごせば良いのか注意点を学ぶ事ができます。

■講師名:森川 彰子
■講師のプロフィール
様々な病院・調剤薬局でキャリアを積んだ実務歴35年以上のベテラン薬剤師。対症療法を行っても痛みを訴えて来院する患者を見て予防の大切さを痛感し、西洋医療だけでは限界を感じて中医学や薬膳を学ぶ。西洋医学と中医学の両面から女性の健康をサポート。現在、漢方薬店で不妊に悩む女性の相談に応じながら、身体づくりの指導やカウンセリング、講座などの活動も行う。明るく親しみやすい人柄から「陽気妃先生」と呼ばれる。

⑧不妊症に向き合う漢方薬
この講座では、体質に合わせた不妊に使用する漢方薬について学ぶことができます。中医学的な観点から、不妊の原因をとらえ、症状に対してどのような漢方を選ぶのか、ということを深く理解することができます。また、妊娠しやすい体質に改善するための漢方を、子宮や卵巣の力をつける、という観点から紹介します。加えて、ストレスの緩和や冷え性の解消を目指すための漢方についても具体的に知ることができます。
月経不順、黄体機能不全、多嚢胞卵巣症候群、子宮内膜症、高プロラクチン血症、不安神経症などの疾患を改善する漢方薬や、男性不妊に使用する漢方薬についても学びます。さらに、複数の漢方薬を使用する際の注意点のほか、漢方薬や西洋薬の併用の注意なども合わせて知ることができます。

■講師名:森川 彰子
■講師のプロフィール
様々な病院・調剤薬局でキャリアを積んだ実務歴35年以上のベテラン薬剤師。対症療法を行っても痛みを訴えて来院する患者を見て予防の大切さを痛感し、西洋医療だけでは限界を感じて中医学や薬膳を学ぶ。西洋医学と中医学の両面から女性の健康をサポート。現在、漢方薬店で不妊に悩む女性の相談に応じながら、身体づくりの指導やカウンセリング、講座などの活動も行う。明るく親しみやすい人柄から「陽気妃先生」と呼ばれる。

⑨実践・養生漢方茶~応用編~
東洋医学の考えに基づきながら、漢方茶を作る方法について学びます。体質別のチェックシートを用いて、自分に合った生薬を選び、日々の養生に役立てられるような漢方茶の作り方をお伝えします。また、漢方薬の代わりとなるお茶の作り方や、季節ごとにどのようなお茶を作るべきか、不定愁訴に合わせたお茶はどのように作るべきかについても学んでいきます。

■講師名:巌 香奈
■講師プロフィール:不妊治療クリニックの病院検索サイトを運営する企業に就業後、日本不妊カウンセリング学会所属認定不妊カウンセラー資格を取得。現在はフリーの不妊カウンセラー、不妊治療・妊活関連のライター、また不妊治療関連企業のサポートを行う傍ら、漢方養生指導士、漢方上級スタイリスト、メノポーズカウンセラーとして、不妊カウンセリング、更年期カウンセリングも行っている。

⑩不妊の弁証論治
この講座では、東洋医学から見た女性の生理と病理を学びます。女子胞と臓腑、奇経八脈の四脈について、西洋医学と東洋医学の観点から月経の機序を解説。月経不順や不妊の診断における四診法と診断から治則決定までの流れを学びます。月経不順は経早、経遅、経閉、経乱のカテゴリーに分けて弁証論治を行い、不妊の病因病機、特に腎虚や不妊に多い弁証論治の証について詳しく説明します。これにより、妊活における東洋医学の診断法と知識を深めることができます。

■講師名:宇都宮 泰子
■講師プロフィール:難病による不妊症と不育症を経て、5年の高度生殖医療を経験。祖父母からの鍼灸知識と経験を活かし、独自の不妊治療法を開発。不妊鍼灸院を開業し、多くの患者を支援。継続的な研究を通じて、鍼灸師や妊活者への支援を提供し、妊娠への道を早める使命感を持つ。宇都宮鍼灸良導絡院 所属/鍼灸師/鍼灸学修士/明治国際医療大学鍼灸学部研究生

■監修:田口 玲奈
明治国際医療大学鍼灸学部鍼灸学博士所属/明治国際医療大学鍼灸学部鍼灸学講座准教授

妊活指導士テストについて
このテストは、「妊活指導士」としての認定を取得するための試験です。認定を受けることで、FEMICA公認の妊活指導士として、妊活に関する専門知識を活かし、他の方々のサポートを行うことができるようになります。詳しくはこちらのリンク(https://j-femica.com/instructor)をご参照ください。

本試験の受講対象者は、初級・中級・上級コースすべての講座を修了された方です。テストは四択問題と記述問題で構成されており、試験後、こちらで内容を確認させていただきます。
合否結果は、試験内容の確認が終了次第、後日メールにてお知らせいたします。

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